【東京校】青春の旅人、京の都に到達する

青春の旅人、京の都へ到達する。

●夏期合宿「青春綴り路600キロ 第3回目」
●2007年8月14日~19日
●愛知県伊良湖岬~三重県伊勢・亀山~京都
日本橋から京に入るまでの126里6丁1間を昔人は2週間で歩いたそうな。さて、便利ではあるが喧騒(けんそう)で忙(せわ)しないこのご時世に、国々の名山景勝の地を巡り歩いて、後に、茶呑み話にでもなるだろうかと、多くの道連れをともない、長い旅に出たのが3年前。今回、終わりの巻では三重県の鳥羽からいよいよ京都へ。
 "これやこの 行くも帰るも 別れては(※)
  しるもしらぬも あふさかの関" (蝉丸)
それにしても今年の夏は暑かった。旅の行程中、連日最高気温を記録し、大量に摂取した水分はすぐに汗となってどっと流れ出る。そんな中での徒歩の旅、日陰は情け、木陰は恵み、時折肌を撫でる風は優しい。
"忘れずば 小夜の中山 にて涼め" (芭蕉)
※大津市蝉丸神社歌碑を参照

仲間と過ごす夏休み
【1】(三重県鳥羽 夫婦岩) 伊良子岬からフェリーで鳥羽まで渡り、夫婦岩を見に来たよ。
【3】(三重県 松坂) 風情と趣きに満ちた歴史ある旅館。
殿様気分でご飯を食べる。
【5】(三重県 野村一里塚) 突如現れた椋(ムク)の巨木にびっくり。旅人たちを400年も見守ってきたのだなぁ。

【8】(滋賀県 石山寺) 紫式部ゆかりの地、石山寺へ向かう電車の車内は、暑さやわらぐ夏の風物詩で飾られていました。

【9】(京都府 山科) 京都への玄関口、山科からもうひとやま越えるといよいよ京の都へ入る。
旅先で出会う自然・歴史・文化

【2】(三重県 伊勢神宮内宮五十鈴川) 伊勢神宮に隣接している川でひと泳ぎ。暑さでお参りはそっちのけ。

【4】(三重県 亀山~関) ヤジさんキタさんをバックにハイチーズ。でも娘たち、ヤジキタを知らない・・・唖然。
【6】(三重県 亀山~関 大岡寺畷) 川に沿って道がまっすぐのびているため、このあたりの人は冬の空っ風に泣かされてきた。
【7】(三重県 鈴鹿峠) まっすぐ立っては登れないほどの急斜面。怖いから誰も後ろを振り返らない。この峠を越えると京の都がグッと近づいてくる。
【10】(京都府 三条大橋) GOAL!! みんなホントによく歩きました。