【東京校】多磨全生園を訪ねる



多磨全生園を訪ねる
●教科・ゼミ合同「ハンセン病療養所・資料館見学」
●2009年3月1日(日)
コスモでは、毎年ゼミや授業で「ハンセン病」について取り上げています。今回もその一環として多磨全生園を訪れました。当日は天候にも恵まれ、藤野講師(「受験日本史」担当)、瀧島講師(「現代社会のヴェイルを剥ぐ」担当)、柴田講師(「社会問題ゼミ」担当)と一緒に園内散策と資料館見学を行いました。近現代史における「ハンセン病」の歴史を研究されている藤野講師の解説を要所要所で聞きながら、皆それぞれの理解を深めていったようです。

※参考 コスモ特別講座「ハンセン病差別とたたかい続けて」の様子

●まずは総合案内で園内の全体を把握。

●講師も一緒に考えます。

●一部屋に8人が生活していたという「雑居部屋」のあまりの狭さに一同驚く。

●藤野講師の解説にも熱が入ります。

● 望郷の丘より園内を眺める。
差別についての「学者・文化人」などと称するひとびとのコメントは無視だ。 彼らは被差別者の体験から学ぼうとせず、書斎の中で作り出した理論を押し付けようとするだけ。大切なのは差別の現実から学ぶという姿勢。ハンセン病問題もまずは療養所を訪れ、隔離という現実を頭ではなく体で知ることだ。コスモだからこそ体験できる、こうした企画は今後もどんどんやろう。次は、隔離された当事者をコスモにお招きしてお話を聴こう。