【東京校】2010年 世界への旅 in 長崎

 2010年 世界への旅 in 長崎
●世界史合宿
●2010年12月13日~15日

コスモでは、総合学習の一環として、合宿・旅行を催しています。これまで、「奥の細道」「遠野物語」などの文学をテーマに旅をしたり、アート、農業、スポーツやレジャーなど、多彩なテーマで合宿・旅行をしてきました。
世界史の講義では、受験の枠を超える試みとして、長崎の街を訪れました。旅の目的は、「国内で『世界史』を体験する」です。
長崎は、長い歴史と多様な文化が凝縮された街です。その中から「鎖国と文化交流」、「華僑の歴史」、「戦争と平和」の3つのテーマに絞り、街を巡りました。史跡などの要所要所で、世界史講師の分かりやすい解説があり、教室を飛び出し肌で歴史を学ぶ体験ができました。

● 華僑の足跡をたどる
中華街で、特に現代社会に大きな影響力を持つ、華僑の歴史について学びました。「会館」の由来を説明中です。
孔子廟にある中国の伝統美あふれた寺院で、中国式の作法でお参りしました。



● 戦争と平和を考える
長崎平和祈念公園にて。唯一の被爆国日本という点を通じて、平和の重要性を考えました。
原爆資料館で、戦争の実態を目の当たりにしました。



● 旅は楽しく
講師のキャラクターを活かした、面白可笑しい、長崎旅行。自然と歴史に興味がわきます。
他の観光客に注目されながら、思い思いのポーズ。一番開放的なのは、右端、世界史の鵜飼講師!?


● 街から歴史を学ぶ
鎖国日本で唯一世界に開かれていた街であった長崎・出島で、国際化、文化交流とは何かを考えます。
グラバー園の見学で、明治以降の、欧米人と日本の関わりに触れました。近代日本の成り立ちも実感できました。
夕食後、宿泊したホテルの一室で、世界史の特別レクチャーが行われました。



● 食の楽しみも旅の醍醐味
講師が推薦するカステラ屋3社で試食して、お気に入りの味を探しました。
長崎名物(?)の「トルコライス」を食べました。そのネーミングの由来も知って、美味しくいただきました。


【講師 : 鵜飼恵太】
3日間の合宿旅行とはいえ、コスモ生たちの成長を垣間見た気がします。
華僑の足跡や中国寺院のお参りの仕方などを話し、実際に歩きながら学ぶことの大切さを実感しました。長崎カステラの食べ比べなども織り交ぜながら行った歴史学習会では、歴史よりも、「こっちのカステラの方が美味しい!」と批評しあっている時の方がみんな生き生きしてました(笑)。
また、爆心地に立って原爆投下の話をしているときの、皆の真剣な目が忘れられません。原爆資料館では、敢えて解説しませんでしたが、一人一人が何かを感じてくれたようです。